AIを活用した新規イノベーションによる Prisma SASEの新機能

Mar 24, 2023
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不確実なマクロ経済状況を受けて業務効率化の圧力が高まっています。その結果これまで以上に重要視されているのが、複雑さとコストを低減するITソリューションの導入です。セキュリティとネットワーキングのインフラに関してはセキュア アクセス サービス エッジ(SASE)戦略が該当します。 

Gartner®のレポート「シングルベンダーSASEのマーケットガイド」によると、「Web、クラウド サービス、プライベート アプリケーションのアクセスをSASE/SSEアーキテクチャで統合する戦略をとる企業は2021年時点で20%だが、2025年には80%に達する」と予測されています。 

こうしたSASE導入の伸びは、ハイブリッド ワークの増加に伴い企業がより包括的なアプローチを求めていることの表れです。すなわち、セキュリティとネットワーク インフラの強化を(クラウド規模で)実現しつつ、ユーザー エクスペリエンスの大幅な改善も同時に達成できるアプローチが求められています。 

このニーズに対して弊社が自信を持ってお勧めするアプローチ。それは、SASEに統合型のプラットフォーム アプローチを選択することです。これにより、セキュリティ成果の向上、運用の簡素化、AI/MLの力を活用した統合プラットフォーム上でのデータ共有が可能になります。また、弊社のPrisma SASEは一貫したエクスペリエンスも実現します。 

これに対して、複数のベンダーの製品を組み合わせる寄せ集めのアプローチでは複雑さが悪化する一方であり、生産性の向上と問題の切り分けが難しくなります。 

本日弊社はAIを活用した新たなイノベーションを公開しました。これにより、Prisma SASEはより強力な製品に進化します。具体的には、AIを活用した自律デジタル エクスペリエンス管理(ADEM)機能による高コストで複雑なIT運用の自動化、次世代SD-WAN、ZTNA 2.0、クラウドSWGによる支社とハイブリッド ワーカーの接続とセキュリティ対策、ポイント製品から単一のクラウド型サービスへの統廃合によるROIの改善に貢献する新機能が含まれます。 

AIOpsをネイティブ統合し、複雑なIT運用を自動化 

本日弊社が発表したAIOpsソリューションは業界初の試みとしてADEM機能をもつSASEにネイティブ統合されています。既存の可観測性機能と新たに追加したAIOps機能をADEMに利用すると、複雑なIT運用を自動化し、生産性を高め、平均解決時間(MTTR)を短縮することが可能です。また、ADEM機能がPrisma SASEに統合済みであるため、アプライアンスやエージェントの追加導入が要りません。 

IT部門のメリットとしては、AIによる問題検出機能と予測分析機能を活用し、サービス中断を招きかねない問題を未然に解決できます。また、エンドポイント、アプリケーション、ネットワーク ポリシー、セキュリティ ポリシーの正常性を1つのダッシュボードから包括的に把握することも可能です。管理者のメリットとしては、扱いやすいクエリ インターフェイスから問題を迅速に特定できます。また、主要なITSM (ITサービス管理)ソリューションがネイティブ統合されているため、インシデント管理プロセス全体を自動化できます。

進化したSD-WANでゼロ トラストを拡張し、先進的な支社を実現

支社環境ではデジタル化とハイパーコネクティビティが空前の普及を見せています。業界リーダーの評価を受けているPrisma SD-WANはあらゆるSASE導入で重要な役割を果たす製品です。今回追加された新機能を以下にご紹介します。

  • Prisma SD-WAN Command Center: AIを活用したセグメント単位の見識に加え、ネットワークとアプリの常時監視により、支社レベルでの予防的な問題解決を実現します。Command Centerの包括的なダッシュボードから組織全体のアプリのエクスペリエンスと正常性を可視化できるため、迅速な根本原因分析が可能です。
  • Prisma SD-WANと統合IoTセキュリティ: IoTデバイスのセキュリティ対策に既存のPrisma SD-WANアプライアンスを活用できます。これにより、支社のIoTデバイスの正確な検出と識別が可能です。加えて、慣れ親しんだPrisma SASE用クラウド管理の強固なセキュリティ コントロールを利用できます。これに対し、他のSD-WANソリューションでIoTデバイスを可視化して脅威を阻止するにはアプライアンスとセンサーをネットワークに追加導入しなければなりません。
  • Prisma SD-WAN用オンプレミス コントローラ: 導入したPrisma SD-WANの制御と管理に関する各業種固有のセキュリティ コンプライアンス要件への対応に役立つ機能です。しかも、導入済みのクラウド コントローラと併用できます。つまり、Prisma SD-WANの導入にあたって既存のクラウド コントローラを利用するか、新しいオンプレミス コントローラを利用するか、両方を利用するか(ハイブリッド シナリオ)をお客様が選択できます。

クラウドSWGのフィッシング保護機能(業界初)でインターネット セキュリティを強化 

エージェントベースの明示型プロキシへの対応と、業界初のフィッシング検出機能により、弊社はクラウド セキュアWebゲートウェイ(SWG)業界に新たな基準を打ち立てます。プロキシベースのアーキテクチャからエージェントベースのプロキシに移行すると、優れたクラウド型セキュリティの恩恵を受けられる上、サードパーティVPN (仮想プライベート ネットワーク)エージェントも併用できます。 

近年、SaaSプラットフォームを悪用したフィッシング攻撃が増加する一方で、中間者(MitM)フィッシング攻撃も発生しています。これはエンドユーザーの本来のログイン ページと標的サーバーの間をプロキシで中継し、認証プロセスの中でログイン情報を盗み出す攻撃です。しかも、フィッシング キットを用いれば簡単に実行できます。そこで役に立つのがPrisma Access Cloud SWGです。本製品は弊社のAdvanced URL Filteringを利用して非常に検出が難しい未知のMitMフィッシング攻撃をリアルタイムに阻止する業界唯一の機能を備えます。また、Advanced URL FilteringはSaaSプラットフォームを悪用したフィッシング攻撃にも有効です。Web攻撃が巧妙化・大規模化する昨今の環境でも、Prisma Access Cloud SWGはAI/MLを利用した検出機能によって攻撃者の一歩先を行くセキュリティを実現します。 

プライベート アプリへのセキュア アクセスを実現するZTNA Connectorの強化

弊社の新しいZTNA Connectorは業界トップクラスの拡張性と自動アプリ検出機能によって企業のプライベート アプリへの安全な接続を実現します。 

新しいコネクタはPrisma Access上でのプライベート アプリの検出と登録を自動化するだけでなく、企業アプリを詳細に把握して最小権限の原則に沿ったアクセス ポリシーを指定します。 

さらに、ZTNA Connectorはトンネル管理も自動化する上、IP範囲が重複したネットワークにも対応しています。M&Aに伴いネットワーク インフラを統合する場合や、パートナー企業のネットワークでアプリケーション アクセスを円滑化する場合に特に役立つ機能です。その他にも、業界トップクラスのSLA、障害に強いマルチクラウド アーキテクチャ、クラス最高のセキュリティにより、業務に欠かせないプライベート アプリへの安全なアクセスを実現します。

SASE CloudBladesによるトラフィック複製機能とフォレンジック分析の強化

Prisma SASEとサードパーティ サービスの統合を実現するプラットフォーム「Prisma SASE CloudBlades」を強化しました。2社との新たなパートナーシップを通じて、SASEプロバイダとしては初めてクラウドベースのトラフィック複製機能を提供します。トラフィック複製機能は規制の厳しい一部業種や、オンプレミス環境からクラウド環境への移行に欠かせない機能です。

金融機関、公益事業、製造業、規制対象組織の中には、フォレンジック分析、侵害の影響の判断、脅威シグネチャの検証のためにトラフィック複製を必要とする組織が存在します。しかし、既存のSASEソリューションにはこの機能がないため、各業種の要件を満たせないリスクを抱えることになります。 

弊社が今回新たに提携したのはNetwitness社とCorelight社です。2社との協力により、Prisma SASE環境のアプリケーションから外部のクラウドベースのサービスにトラフィックを複製し、フォレンジック分析、侵害影響評価、脅威シグネチャのプロファイリングを行えるようになりました。また、可視化と企業セキュリティ ポリシーへの準拠のため、現地のクラウド ストレージ インスタンスにすべてのアプリケーション トラフィックを複製することも可能です。 

弊社はZoom、Google Cloud、ServiceNowなどのパートナーと連携し、CloudBladesプラットフォームを通じてPrisma SASEと簡潔に統合された強固なサードパーティ エコシステムを構築しています。 

妥協のない刷新

本日弊社はAIを活用した新たなSASEイノベーションを公開しました。進化した最新のクラウド型セキュリティ&ネットワーキングを活用することで、運用の簡素化とROIの改善を達成できます。 

詳しくは4月5日(アメリカ地域)および4月6日(欧州&アジア太平洋地域)開催のPrisma SASEに関するオンライン イベントにご参加ください。本イベントでは、AIを活用したSASEによって刷新プロジェクトを成功に導く方法を弊社幹部と業界のリーダーが直に解説します。 


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